どんたむれんじゅ blog

「どんたむ焼きと絵本 どんたむれんじゅ」「酒とめし どんたむれんじゅ」     同じ場所で昼と夜は違う顔の店になる

おじさんのコント 帯状疱疹

 15年くらい前に別のブログに書いた記事。 

 おじさんのコントのようなやりとり。

 実話です。

 仮名です。

 


トシカズとアキノブの昼休み中の会話。

 

トシカズ 「あのさあ、帯状疱疹って知ってるか」

アキノブ 「ああ、あれ、なまら痛いって。何、アレだったのか?」

トシカズ 「うん、ちょうど胃の辺りにできたんだわ。昨日、ゴルフ終わったあとフロ入って

    さあ、隣にいたゴルフ仲間に、『コレなんだろう痛いんだけど』って言ったらさあ、

    『バカ、それ帯状疱疹だ。早く病院行け!』って。だから、今朝、あわてて行った

    さ」

アキノブ 「そしたら?」

トシカズ 「したら『イボ』ですって」

アキノブ 「イボ!?(笑) まあ、痛いむイボもあるらしいけど」

トシカズ 「うん、痛いのさ。みんな言うしさ、てっきり帯状疱疹かと」

アキノブ 「で、どうしたの」

トシカズ 「したら、先生『切ります』って言うんだわ」

アキノブ 「すぐに切るんだ」

トシカズ 「うん。切るのに麻痺させるために、なんか硫酸だか、塩酸だか、かけて...」

アキノブ 「硫酸!! 溶けるわ。火傷みたいになるわ。怖いよ」

トシカズ 「あれ? なんだろ? 麻痺させるって言ってたし」

アキノブ 「硫酸なら別な痛みでイボの痛みは消えるけどな。イボより痛い目に合わせてどう

    する。麻痺させるんならドライアイスじゃないの」

     (注:ドライアイスではなく液体窒素だったようです)

トシカズ 「それか。そんな痛かったのか」

トシカズ 「いや、それが大して痛くなかったのに切ってさ」

アキノブ 「いや、さっき『痛い」』って言ってたし」

トシカズ 「いや、気が動転してたんだわ」

アキノブ 「ゴルフして風呂入る余裕あったのにか。ずいぶん小さく長く続く『動転』だな」

トシカズ 「いや、医者が『切る』って言うから」

アキノブ 「切るって言われてから、痛いことになったのか。記憶が変わるなんてすごい衝撃

    だな」

トシカズ 「そんなことはいいんだよ。でもアレ、皇太子妃もなったんだってな」

アキノブ 「そっちこそ帯状疱疹だよ。病気で自分も同じ立場になるつもりか。しかもアンタ

    のはイボだし」

トシカズ 「(笑)...あのさ、兄弟2人にイボができたんだって。この兄弟の母は同じ

    か別人か...」

アキノブ 「昼休み終わりだよ」