どんたむれんじゅ blog

「どんたむ焼きと絵本 どんたむれんじゅ」「酒とめし どんたむれんじゅ」     同じ場所で昼と夜は違う顔の店になる

みるくぷるぁん〜新メニュー(2024年3月から中止中)

 今週土曜日から登場予定のデザートです。

 昼の部優先のデザート。

 (「みるくぷるぁん」は2024年3月中旬から提供を中止しています。代わりにココアを加えた「みるくぷるんチョ」を提供中です。「ぷるぁん」はいつか復活するかもしれません)

 

 派手じゃないけど、でも「何これ?」的な不思議さがあり、チョコレートみたいな刺激的な

味じゃなく、でも食べ進むと柔らかな美味しさを感じて、気付いたら無くなって「もうちょっ

と食べたいかも♡ 」みたいなデザートを作りたいと思ってました。

 おいしさがじわじわ来る、みたいな。

 

 子どもの頃、親戚のおばさんが「プリン作ってあげるね」と言ってくれました。

 私は、「ハウスプリンミクス」で作るプリンが大好きでした。(粉をお湯で溶かして型に入

れて冷蔵庫で冷やすやつ)

 「できたよー」って声で飛んで行くと、どんぶりがあってそこに透明のプルプルしたもの

が…。

 幼稚園だったか小学生だったか、とにかく小さかった私は「これプリン?」って言いながら

一口…。

 ぜんっぜん違う! ただ甘いだけ。なんか粉臭い。美味しくない。

 片栗粉をお湯で溶かして練って冷やしたそれだけのものでした。

 (戦争中や、戦争後の何もなかった時代は「甘い」というだけで美味しくて貴重なものだっ

たことは分かります)

 いらないって言った。

 それから2、3年後だったろうか。

 父が「プリン作ってやろうか?」と。

 すんごい珍しいこと言うなあと思いながら「うん」って言うと「待ってろ」と。

 待っている間に思い出した「もしかしたらあれでは?」

 父とおばさんは兄妹。

 できたぞという声でテーブルに向かうと、そこにはどんぶりが…「!」

 覗くとプルプルした透明なものが……トラウマに。

 

 デザートを考えていたとき、うちで使ってる山中牛乳は1ℓでしか売ってないので、どうし

ても余りがち、これをなんとかしたい。

 なんかデザートに、簡単な…と考えていたら、そこにトラウマが現れた。

 あ、でもあれを牛乳でやったら美味いかも。

 

 片栗粉で試したけど、どうしても僅かに粉くささがあり、時間が経つと片栗粉は元に戻ろう

とするんですね、水が出てくる。

 そこで米粉でやってみました。

 「お、イケる」

 ねらっていたデザートに。

 ミルキーでプルってしてて。

 自慢のあんこをのっけてみました。

 だから『みるくぷるぁん』。

 そのうちデザート皿も買いたいな。

 

 とりあえず1月20日デビュー予定です。

 

みるくぷるぁん…地味 笑

みるくぷるぁん…優しい美味しさ