どんたむれんじゅ blog

「どんたむ焼きと絵本 どんたむれんじゅ」「酒とめし どんたむれんじゅ」     同じ場所で昼と夜は違う顔の店になる

三途の川〜人による

 毎日暑いですなあ。

 といっても30℃±1の苫小牧ですから、道内でも札幌なんかに比べれば「何が?」という感じなんでしょうけど。

 「お盆過ぎたら秋の風」

 ありゃあ、過去の言葉になるのか。

 みなさまご自愛ください。

 

 さて、別に怪談じゃあないんですが、お客様から聞いた話。

 

 危篤状態になって生還した方から「三途の川」の話を聞くことがあります。

 うちの母の場合は、突然倒れて、医者から「もう残念ですが、おそらくこのまま…」と言われて、本当にそのまま向こうに行っちゃいましたが。

 

 一人の方は、みんなが向こう岸に渡ろうとして船に乗るのを待っている。

 自分もその中にいるのだが、自分だけはその船に乗せてもらえない。

 みんなは次々に渡っていく。

 「あぁ、これはお金を持ってきていないからだ」と思い、次の日、お金を持ってまた岸に並んだ。

 でも、船頭さんにお金を渡そうとしても貰ってもらえない。

 「あなたは乗せられない」と言う。

 困ったなあ、どうしたらと向こう岸に渡っていく人を眺めているばかり。

 そして、その方は意識を取り戻したそうです。

 

 もう一人の方は、1年半意識不明だったそうです。

 でも、三途の川を見た記憶はないとのこと。

 意識が戻ったときに、横を見ると女性がいるので「すみませんが妻を呼んでもらえませんか」と言ったら、その人が奥さんだったって笑いながらおっしゃってました。

 お話しされませんでしたが、その後のリハビリは大変だっただろうなあと思います。

 先の方もそうだったでしょう、きっと。

 

 お二人とも、それなりのお年ですが、話していて魅力的な方です。

 若い時のことは存じませんが、お話ししていて「さらっ」としています。

 執着を感じないと言うか。

 日本酒が好きなのもイイ 笑

 

 大怪我はしたくないけれど、歳を重ねたらあんなふうになりたいですね。