どんたむれんじゅ blog

「どんたむ焼きと絵本 どんたむれんじゅ」「酒とめし どんたむれんじゅ」     同じ場所で昼と夜は違う顔の店になる

トークショー型市民講座まーなび第4回「苫小牧の森と人々の暮らし」

 トークショー型市民講座まーなび第4回のお知らせです。

 まだ大きな企業が無かった頃や王子製紙しか大きな企業がなかった頃は、森の資源を利用して生活する人々も多くいました。

 例えば、炭焼きも生計を成り立たせる仕事の一つでした。

 苫小牧の森林を歩けば焼酎の瓶が沢山足元に出てくることがあり、ここに昔は炭焼小屋があったんだなあと想像させてくれることがあります。

 日本酒の瓶よりも焼酎の小瓶が多いことも、当時の仕事の様子や生活を想像させてくれる要素だったりします。

 

 まーなびの第1回でも、樽前山麓の森林をとおして、これからの私たちの生き方を考えましたが、今回は同じ樽前山麓の森林を起点としても、昔の人々の暮らしを鍵としてこれからの私たちの暮らしを考えていきたいと思っています。

 今回のゲストは、苫小牧研究林の杉山弘さんです。

 興味深いお話を沢山聞けると思います。

 また、JR北海道の車内誌に連載されている「人生賛歌」には、作者の小檜山博さんの思い出として炭焼小屋の話が出てきますが、あのエッセイが好きな方にもオススメかもしれません。

 

 おやつ(どんたむ焼き)とお茶(三年番茶)が、ついた楽しいトークショーです。

 ぜひ、ご参加ください。

まーなび第4回

 

まーなび第1回結果

 去年のイベントですが「トークショー型市民講座まーなび」、その第1回の様子を紹介します。

 

 ゲストは、30年位前からお世話になっている佐々木昌治さん。

 私にとってもカミさんにとっても、木や森、自然に関する先生ですし、生き方についてもそうですね。

 

 まーなびは、私が進行役になってゲストとやりとりしながら進めていくものです。

 第1回のテーマは、美笛キャンプ場へのアプローチにある巨木の森を題材にして、高度経済

成長〜バブルを経由して、そして今も私たちがずっと失い続けているものは何かを考えてみる

というものでした。

 

巨木の森 元々のカツラの大木は朽ち、萌芽が大きく成長している

 当日の内容の一部を抜粋して紹介します。

 なお、まーなびは基本的に月1回開催し、その結果を年度毎にまとめて簡単な冊子にして発

表する予定(有料)なので完成したら公表します。

 

 

 

司会 ところで、佐々木さんのお話は森林計画とか経済的なものの見方とか営林署の職員とし

  ての視点と市民側というか自然を愛してる人の立場からの視点と両方ある。環境保護活動

  のみだと行政の動きとかそういう視点はなかなかないですけど、そういう点も踏まえた上

  で話をしてくださったのはすごく楽しかったなと思っています。

   では、本題ですけれど、今日は美笛のキャンプ場の手前にある地帯「巨木の森」と言わ

  れているところです。(手元のフリップを指しながら)ここがキャンプ場で、この緑の濃い

  部分が人工林です。色の浅い部分が天然林なんですけれど、これがどういう構成になって

  いるとかもお話していきますが、まず初めに佐々木さんが主に歩いてきた樽前山麓の森林

  の特徴をちょっと教えて頂けますか。

佐々木 一口で言えばね、昭和29年の洞爺丸の台風で倒されたあとの復興造林。緑をよみがえ

  らせるための政策が行われた地域なんですよね。色々な木を植えて森を作っていった。

   そして平成18年、洞爺丸台風から大体70年くらい経った後にまたあの台風に匹敵するよ

  うな風倒があったわけです。だからなぜそんなことにななったかっていうやつをね、考え

  ていかなくちゃならないですよね。この辺の伐採っていうのはね、明治36年くらいから始

  まっているんですよ。王子製紙の創業が41年でしょ。それに合わせて木材が切り出されて

  いくわけ。で、主に樽前山麓と社台の上の方のやつを切ってね、パルプの原料にしたんで

  すよね。それで、洞爺丸の台風で倒れた時に神風だって言って喜んだのがパルプ業界なん

  ですよね。

司 会 切らなくても倒れてくれてる。

佐々木 その後、朝鮮動乱って言ったら昭和25年から29年ですか。その時の三白景気って日本

  の戦後の経済復興を果たした要因がね、砂糖とセメントとパルプなんですね。パルプが必

  要だったんで木材をどうやって手に入れるかっていうのが課題だったんです。倒れてくれ

  て喜んだんだけど、旭川の方でも倒れたんだけど、そんなの微々たるものなんだよね、パ

  ルプ業界としては ね。それで、どうやって木材を確保するかというのが、のちのち問題に

  なる広葉樹を切って針葉樹林に切り替えるっていう政策になる。なんか、分かりにくい?

司 会 いいえ。洞爺丸台風の時に倒れたのは針葉樹がやっぱり多い?

佐々木 多く倒れたところは針葉樹が多く含んでるところ。広葉樹のところってのはね、割合

   ね倒れていないんですよ。

 


司 会 こんな感じで、人工林の方は人の計算で作られて、それを守るために天然林が残され

  て。 残された天然林の中で大きく育った物が残り。人工林の時間の経ち方っていうか人間

  が考える時間の流れと天然林の人間があまり関知しない部分の時.間の流れの差...なんてい

  うんでしょうね、そこの違いみたいなものがあると思うんですよね。

佐々木 それがね、今日の結論にしようと思ってたやつ。

司  会 (笑)そうですか。じゃあもうちょっと取っておきますか。じゃあそのあたりの方に入

  る前に。人工林の方に選ばれた材。例えばトドマツ、エゾマツ、それからカラマツ。カラ

  マツは北海道の木じゃないですよね。なんでカラマツが選ばれたかっていうのを知りい。

佐々木 さっき言った成長率何%って話したよね、それねカラマツの成長率はすごく大きくて

  12%もあるんだよ。天然林は2%くらいでね、だから10%くらいの違いがあるわけ。

司 会 はい。

佐々木 だからその10%多く切れるわけでしょ。ですからカラマツを入れたわけよね。どっか

  ら持ってきたかって言ったら信州です。長野。

司 会 どんたむ焼きのふるさと(笑)。

佐々木 北海道には元々カラマツはないんですよね。で、北の方行ったらグイマツというカラ

  マツの親戚みたいのがあるんですけど。そのカラマツを持ってきて植えた。それはやっぱ

  りその経済効率の話なんですけど、材の確保。王子に...パルプ業界に恨みを持ってるわけ

  じゃないんだけど、とにかく林業政策ってのとそういう話をしないとね、説明として合わ

  ない。

 

 

司 会 カラマツを入れることのおかしさとか矛盾点とかそういうところに気付いたのはどの

  ような仕事をした時からですか?

佐々木 造林調査をやる前からそうなんだけど、カラマツ植えてから最初の何年かはすごく成

  長良いんですよ。なんでその後成長が悪くなるかってったら、やっぱ土壌養分の関係なん

  ですよね。ここは火山灰が降って、それが積もって。そして1年に1ミリくらい土が出来て

  くる、そういう条件の中で育ってるわけです。最初の成長が良いのはそこが元々持ってる

  養分を吸っちゃうから。それですぐに土地が痩せちゃうわけでしょ。だから成長が悪くな

  るからいろんな病気がつくわけ。1番大きかったのは先枯れ病って言って木の先端の部分が

  枯れちゃう。先端が枯れちゃったら横から出るけど横から出たやつもみんな枯れちゃう。

  だから林にならない。それで植えられたカラマツのおそらく70%くらいは別の木にまた植

  え替えられたと思いますよ。

司 会 テストする期間とかなかったんですかね、長野から持ってきて北海道に植えて良い、

  育つのかっていう。

佐々木 いい加減なんだなそれがね。例えば痩せ地に耐えますって言ったら痩せ地に育つって

  読むんだよね。それから風に強いですって言ったってね、風ったってそよ風とね、ここら

  辺は30mくらいの風が5年にいっぺんくらい来てるわけでしょ。そしたら持つわけないん

  だよね。

司 会 そういうね、自分の仕事の中での矛盾してるところっていうのに気づき始めたのはい

  くつくらいからなんですか?

佐々木 裏返せば、気付いたのに何で何もしてなかったんだよって?

       会場 笑

司 会 いやそれはどの仕事でもあるので。でも今思うと言えるんじゃないかなって。

佐々木 まあ今日は懺悔だと思ってるから(笑)。やっぱり中に入ったら言えない。1つの路線で

  全国的にこうやろうってずっとやってるわけでしょ、その中で一職員が言えるわけない。

司 会 どの仕事をやった時に「はて?」と思ったのかなと思ったんです。

佐々木 造林調査っていう、現場を見て回り出してから。

司 会 そこもちょっと聞きたかったところです。市役所の仕事もどんどん民間の方に流され

  ていって、現場知らない職員が増えてくる。そうすると机上の理論だけで仕事するように

  なってしまって。今は外に(民間に)仕事を出してっていうんだけど、現場に行って気づく

  ことができなくなることもあるって、 佐々木さんの話を聞いてそう思ったりもして。

   ちょっと話が横にずれましたが、こんな感じでこう樹木があそこは立派に育っていって

  いる。あそこは財産なんですよね、本当にね。あそこの森林をどんな風にみんなに見てほ

  しいとかっていうのはありますか? あそこだけじゃなくても。
佐々木 やっぱりああいう大きな木の中でね、自然のことをいっぱい色々考えてもらえば良い

  なあと思うしね、逆に人工林との比較をすりゃ良いしさ。人工林...さっきちょっと話した

  けど、根張りの面積を多く取ってやらないとならないって話をしましたよね。間伐ってい

  う仕事があるんです。抜き切り。抜き切りが十分にされてないんですよね。だから根が生

  えるだけのスペースがないから倒れやすい。だから言ってみればずんぐりむっくりの木を

  作るのがこの辺では最適なんだ。だ けど(計画上で)みんな計算されるのはこういう劣悪な

  土壌のところじゃなくて、良いところの土壌で作られたいろんな資料が使われて「こうな

  るはずだ」が実行されていくんですよね。

   この辺の特徴は?っていう話さっきあったけど、樽前山麓のそういう平坦地っていうか緩

  斜地っていうのはね、寒さがかなりきついんですよ。ちょっとした窪みのあるところで低

  温が停滞するんですよね。だからこの辺の山を色々観察すれば、どこ行っても適応出来

  る。そういう条件ってのがあるんですよ。そういう中ででっかい面積の林を作ってきたっ

  ていうわけね。それで全部失敗して。本当はほとんど失敗です。そして自然に出た広葉樹

  と一緒に育ったところが今良い山になってる。アッペナイの奥の方に信金の森っていうの

  があるんですよ。あそこはエゾマツを最初植えて、失敗してそのままにしたところ。そし

  たら今はねミズナラとエゾマツが混合して良い山になってます。

司 会 そういう風に、手を加えても失敗したからってその後あんまり手を加えな かったとこ

  ろ。そこは。

佐々木 さっき言った森林の話になるけど、要するに人間焦りだの、忙しいんだよね。自然と

  の付き合いの中で10年、20年とかの単位で見るわけでしょ。100年とかさ、そういう長い

  スパンで見ていかないと。十哩の近くにね、洞爺丸の台風で倒れた木を一切出さないでそ

  のままにして、その後 森林がどう出来てるかってそういう試験やってるところがあるんで

  す。そこはすごく良い林になってます。だから、急ぎ過ぎてすぐ木植えたりしなくてその

  ままにした方が。カラマツ植えるのにどうしたと思います? カラマツってネズミに弱いん

  ですよね。ネズミに弱いから植えるときにここに一定の面積、大きな面積を中を全部焼い

  ちゃうわけです。小さい木が育ってたのもみんな焼いちゃったんですよね。そうしてネズ

  ミが住めなくして、周りに40~50cmくらいの溝をずーっと掘ってそして中にカラマツを

  入れたものなの。そしてイタチもわざわざホンドイタチを持ってきてね、そしてネズミ捕

  りをやらせたわけでしょ。でもそれも全部失敗。だってねそんな簡単にね。

 

 

司 会 なるほどね。では、さっき佐々木さんがそれが最後の話になるんだって言っていた、

  そういうことから見えてくることというのは結論を急ぎすぎてきたっていうところ?

佐々木 そう。

司 会 でも、今どんどんどんどん早くなってるじゃないですか。私たちの感覚っていうか。

  とにかく早く。すぐに。

佐々木 俺ね、森林も...ちょっと学校教育なんておこがましい話になっちゃうけど、あれもち

  ょっと急ぎすぎじゃない? みんな目標決められてそこに達してるかどうかなんて毎年やっ

  てるでしょあれ。やっぱり人間の活動する期間と自然の期間と違うんだよね。今になって

  こんなこと言うのおかしいけど、だから懺悔って言ったんですよ(笑)。 

   だから長い時間かけてじっくりやっぱり取り組んでいかないと。

   1つだけ紹介しておきますけど千歳から支笏湖行く道路。両側に森林帯ずーっと残ってる

  でしょ。あれ設計したのが昭和4年の時なんですよ。森林施業計画っていうのがあって、

  その中であそこは切らないで残すことになっ てる。あそこと樽前の登山道の両側、それに

  苫小牧から支笏湖の両側もそうなんだけど、こっちの方はほとんどなくなってるでしょ。

  あれはそこだけを残しても周りが切られてしまうとやっぱり弱いからなんですよね。だか

  ら結局はなくなっちゃう。支笏湖の通りなんていい通りですからね。見たらああこんな、

  ここかなっていうように見てください。良いところです。

司 会 ありがとうございました。

 

 会場 苫小牧市花園町「どんたむれんじゅ」

 



 

 


 

 

 

 

 

 




みるくぷるぁん〜新メニュー(2024年3月から中止中)

 今週土曜日から登場予定のデザートです。

 昼の部優先のデザート。

 (「みるくぷるぁん」は2024年3月中旬から提供を中止しています。代わりにココアを加えた「みるくぷるんチョ」を提供中です。「ぷるぁん」はいつか復活するかもしれません)

 

 派手じゃないけど、でも「何これ?」的な不思議さがあり、チョコレートみたいな刺激的な

味じゃなく、でも食べ進むと柔らかな美味しさを感じて、気付いたら無くなって「もうちょっ

と食べたいかも♡ 」みたいなデザートを作りたいと思ってました。

 おいしさがじわじわ来る、みたいな。

 

 子どもの頃、親戚のおばさんが「プリン作ってあげるね」と言ってくれました。

 私は、「ハウスプリンミクス」で作るプリンが大好きでした。(粉をお湯で溶かして型に入

れて冷蔵庫で冷やすやつ)

 「できたよー」って声で飛んで行くと、どんぶりがあってそこに透明のプルプルしたもの

が…。

 幼稚園だったか小学生だったか、とにかく小さかった私は「これプリン?」って言いながら

一口…。

 ぜんっぜん違う! ただ甘いだけ。なんか粉臭い。美味しくない。

 片栗粉をお湯で溶かして練って冷やしたそれだけのものでした。

 (戦争中や、戦争後の何もなかった時代は「甘い」というだけで美味しくて貴重なものだっ

たことは分かります)

 いらないって言った。

 それから2、3年後だったろうか。

 父が「プリン作ってやろうか?」と。

 すんごい珍しいこと言うなあと思いながら「うん」って言うと「待ってろ」と。

 待っている間に思い出した「もしかしたらあれでは?」

 父とおばさんは兄妹。

 できたぞという声でテーブルに向かうと、そこにはどんぶりが…「!」

 覗くとプルプルした透明なものが……トラウマに。

 

 デザートを考えていたとき、うちで使ってる山中牛乳は1ℓでしか売ってないので、どうし

ても余りがち、これをなんとかしたい。

 なんかデザートに、簡単な…と考えていたら、そこにトラウマが現れた。

 あ、でもあれを牛乳でやったら美味いかも。

 

 片栗粉で試したけど、どうしても僅かに粉くささがあり、時間が経つと片栗粉は元に戻ろう

とするんですね、水が出てくる。

 そこで米粉でやってみました。

 「お、イケる」

 ねらっていたデザートに。

 ミルキーでプルってしてて。

 自慢のあんこをのっけてみました。

 だから『みるくぷるぁん』。

 そのうちデザート皿も買いたいな。

 

 とりあえず1月20日デビュー予定です。

 

みるくぷるぁん…地味 笑

みるくぷるぁん…優しい美味しさ

 

市民講座してみる第1回〜味噌を手作りしてみよう!

 どんたむれんじゅを運営するマルハナ石田商会から新しい市民講座「してみる」のご案内です。

 この講座はマルハナ石田商会の非営利事業です。

 

 市民講座「してみる」は、体験・現場を軸にした講座。

 聞いて学ぶんじゃなくて「してみる」ことがメインです。

 1回目は「味噌作り」。

 

 この講座のメインとなる視点は2本あります。

 一つは「食料自給・地産地消・食の安全」。

 今回使う大豆は「北海道食の自給ネットワーク(略称 自給ネット)」が行っている「大豆

トラスト」の大豆。

 大豆トラストとは、道産大豆を生産者、消費者双方が「作り支え・食べ支える」ことを目的に

行うもので、自給ネットは2000年から行っています。

 また、今回味噌作りに使う麹は無農薬のお米を作る農家さんが、そのお米を手作りで麹にし

たものです。

 大豆もお米も岩見沢地域で作られたもの。

 味噌作りをしながら、参加者のみなさんに大豆の知識や農業の現状、地産地消、食の安全な

どを知っていただきたいと思っています。

 もう一つは「環境と自分のつながり」。

 味噌作りは「発酵」によるもの。

 味噌のほか、納豆、漬物、パン、チーズなど、発酵を利用した食品はたくさんあります。

 薬を作るのにだって発酵が利用されています。

 発酵は、目に見えない小さな生物たちの活動によるもの。

 人に有益であれば発酵、そうでなければ腐敗と言われますが、腐敗も、例えば何かの死骸も

「腐敗」がなければずっと地上に残ってしまうわけで、その視点で見れば有益なんですけど

ね。

 カビも菌も、生き物ではないウイルスも、実はずーーーーーーーーーーっとヒトと一緒に地

球上にいたわけで、ヒトに対してメリットもデメリットもあり(表があれば裏が必ずある)、

それは地球という限られた環境の中で暮らす存在同士の繋がりなのです。

 もう30年くらい前から除菌がずっと言われていますが、味噌作りを通して大きな視点で人

と微生物の関わりを改めて感じて欲しいと思っています。

 

 お申し込みお待ちしています!! 

 

あしなが育英会へ寄付しました

 報告が遅くなりました。

 2023年11月に行った市民講座まーなび「硫黄島 今も眠る兵士の遺骨を郷里へ帰すために」は20人の参加がありました。(うち高校生2人)

 参加費の一部と当日いただいた寄付から13,580円を11月30日にあしなが育英会に寄付しました。

 参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

粗忽者2〜やっぱオレが真打

 家族で函館旅行に行った時。

 

 湯川の大きなホテルだったけど、従業員さんがとても親切で感じの良いホテルでした。

 朝のチェックアウトの時、夕食時に呑んだビール代を精算した。

 家族はお土産を見てるので、自分のリュックと1/3サイズのクーラーボックスを持って道路を挟んで向かいにある駐車場へ。

 荷物を積んで行き先を確認していると、家族がホテルの玄関に出てきたので迎えに。

 

 旧函館区公会堂、鯨族供養塔(マニアック!)、そういえば初詣してないって山上神社(ホントに名前のまんま山の上)に行ったりして帰ろうとしたらホテルから電話が。

 「すみません。飲み物代は請求すべきものではありませんでした。お返ししたいのですが、今、どちらにいらっしゃいますか?」

 まだ函館市内なので、これから向かいますと伝え、返金を受け取りました。

 「大変ご迷惑をおかけしました」

 「いえいえ」

 とお別れしました。

 まあ、粗忽といえば粗忽ですね。

 

 それから帰路につき、苫小牧へ。

 途中で道の駅に寄ろうとしたけど、ことごとく正月休み。

 トランクから上着を出しただけ。

 自宅についてトランクから荷物を下ろして「あれ、クーラーボックスは?」

 

 クーラーボックスは、駐車場で独り主人が取りに戻ってくるのを待っているでしょう。

 20年ほど行動を共にした主人を。

 

 駐車場でクーラーボックスを置いてトランクを開けて、リュックとジャンパーを積んでクーラーボックスはそのままか…。

 

 ホテルに電話しました。

 中身は保冷剤と飲み残しの日本酒(上川大雪←ちょっと惜しい)なので、送ってもらう手間は申し訳ないので処分して欲しいと。

 

 返金を受け取りに戻ったのにねえ。

 

 カミさんが「部屋を出るときにチェックして、今回は忘れ物ないなって思ったのに」。

 「処置なし」といった表情。

 

 粗忽にかけては、オレは負けない。←バカ

 

 あ、今、思った。

 チェックアウトの時に近くの柱の横にクーラーボックスを置いたから。

 もしかしたら、そっちに置いたままかも。 

 

粗忽者その1〜天井にジャガイモ

 これは今から15年前に別のブログに書いたものです。

 

 

 カミさんの実家からジャガイモを一箱貰いました。

 

 カミさんの実家から、当時の私の家迄は1kmくらい。
 

 実家で遊んでいた子ども達とカミさんを迎えに行き、次男をベビーシートにくくり付けて(笑)、自宅に戻ったわけですが、自宅の駐車場に着いてトランクからジャガイモの箱を降ろそうと思うと、

ジャガイモの箱が…

 無い!

 忘れた?

 いや、確かに持って出たはず…

 

 はっ!

 

 車の屋根を見ると、そこにジャガイモの箱が…

 しかも、屋根の真ん中でなく、運転席後部シートに寄った状態。

 

 実家から駐車場に着くまでに、コーナーは5回。

 そんなにスピードを落としていたわけでなく、よく落ちなかったと…

 

 技術がいいのか(さすがゴールド免許保持者)…

 プレマシーの安定性が素晴らしいのか…

 

 もし途中で落ちていたら…
 

 通行車両を止めてジャガイモを拾いまくる自分たちの光景を想像しながら、次男をベビーシートから外し、

 ホッとしながらジャガイモの箱をまたそのまま忘れそうになる私でした。